「営業を辞めたい。でも文系の自分には、営業しかない気がする」
新卒で営業に入り、1〜2年働いてこう感じている人は少なくありません。この記事では、営業以外に選べる仕事と、転職で同じ悩みをくり返さないための進め方を整理します。
早く辞めたいと思うのは、珍しいことではない
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況」によると、2022年3月に大学を卒業して就職した人のうち、33.8%が3年以内に仕事を辞めています。およそ3人に1人です。
1年目、2年目で辞めたいと思うことは、甘えではありません。大切なのは、なぜ辞めたいのかを整理して、次の職場で同じ悩みをくり返さないことです。
営業しかないと感じる理由
文系で営業しかないと感じるのは、営業の求人が多くて目に入りやすいからでもあります。厚生労働省の「一般職業紹介状況」(2026年5月・職業別)では、営業の仕事は仕事を探す人1人に対して求人が2.14件あり、職業全体の1.11件を大きく上回っています。
求人サイトを開くと営業の求人ばかりが並ぶので、「自分には営業しかない」と思い込みやすくなります。実際には、文系でも未経験から選べる仕事は、営業のほかにもあります。
文系・未経験から選べる営業以外の仕事
| 仕事 | 中身 | 営業の経験が活きるところ |
|---|---|---|
| ITエンジニア(インフラなど) | システムの土台を整え、守る。未経験は運用・保守から始めることが多い(インフラと開発の違い) | 報告・連絡、お客さんへの説明、段取り |
| カスタマーサポート | 商品やサービスについての問い合わせに答える | お客さんの話を聞いて、困りごとを整理する力 |
| 営業事務・営業アシスタント | 見積書や契約書の作成、受注の入力などで営業を支える | 営業の流れと、営業担当の気持ちが分かる |
| 人事・採用アシスタント | 応募者とのやりとりや、面接の日程調整などを担当する | 人と話すこと、スケジュールの管理 |
どの仕事にも向き不向きがあり、求人の数も仕事によって違います。営業経験が活きる場面を考えておくと、面接で話しやすくなります。
転職で同じ悩みをくり返さないための進め方
1. 辞めたい理由を分けて書き出す
「営業がつらい」をそのままにせず、何がつらいのかを分けてみます。
- 数字やノルマに追われること
- 飛び込みや電話でお客さんを開拓すること
- 職場の人間関係
- 働く時間や休みの少なさ
数字がつらいのか、新規開拓がつらいのかで、選ぶべき仕事は変わります。たとえば、新規開拓がつらいだけなら、既存のお客さんを担当する営業という選択肢もあります。
2. 次の仕事で譲れない条件を決める
休み、勤務時間、仕事内容、勤務地など、譲れない条件を2〜3個に絞ります。全部を叶えようとすると、選べる求人がなくなってしまいます。
3. できれば在職中に動き始める
辞めてから探すと、収入がない焦りから、合わない会社に決めてしまうことがあります。今の仕事を続けながら、まず相談や情報集めから始めると、落ち着いて選べます。
4. ひとりで決めずに、誰かに相談する
求人サイトだけを見ていると、どうしても営業の求人ばかりが目に入ります。転職エージェントに相談すると、自分では気づかなかった選択肢を一緒に考えてもらえることがあります。
相談先の選び方
| タイプ | 向いている人 |
|---|---|
| 第二新卒・若手向けの総合型 | まだ職種を絞れていない人。営業以外の道を広く考えたい人 |
| IT・エンジニア特化型 | エンジニアを目指すと決めている人 |
第二新卒向けの総合型の例としては、株式会社ネオキャリアが運営する第二新卒エージェントneoがあります。第二新卒や既卒など20代の若手を対象にしたサービスで、公式サイトでは、履歴書の作成や面接対策、企業別対策など丁寧にサポートすると案内されています。
エンジニアを目指すと決めている人には、IT職種に特化したユニゾンキャリアのようなサービスもあります。詳しくは営業から未経験でインフラエンジニアへで紹介しています。
まとめ
- 大卒の約3人に1人は3年以内に仕事を辞めていて、早く辞めたいと思うのは珍しくない
- 営業しかないと感じるのは、営業の求人が多くて目に入りやすいから
- 文系・未経験でも、ITエンジニア、カスタマーサポート、営業事務などの道がある
- 辞めたい理由を分けて、譲れない条件を絞り、在職中に相談から始める
営業が合わなかったことは、能力が足りないということではありません。合う場所を探すための、ひとつの経験です。
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