「エンジニアになりたいけど、インフラと開発の違いがよく分からない」
未経験からITエンジニアを目指す人が、最初に迷いやすいのがこの2つです。どちらもITの仕事ですが、扱うものも、毎日の働き方も違います。
この記事では、インフラエンジニアと開発エンジニアの違いを、仕事の中身、学ぶこと、働き方、向く人の4つで整理します。
ひとことで言うと
- インフラエンジニア:システムが動く土台(サーバー、ネットワーク、クラウド)を整えて、止まらないように守る
- 開発エンジニア:プログラムを書いて、アプリやシステムそのものを作る
家にたとえると、インフラは電気・水道・道路を整える人、開発は家そのものを建てる人、というイメージです。
違い① 仕事の中身
| インフラエンジニア | 開発エンジニア | |
|---|---|---|
| 主な仕事 | サーバーやネットワークの構築、設定、運用、トラブル対応 | プログラムの設計、作成、テスト、修正 |
| 未経験の入口 | 運用・保守(見回り、手順書に沿った作業)から始めることが多い | テストや既存のプログラムの修正から始めることが多い |
| 成果の見え方 | 何も起きずに動き続けていることが成果 | 作った機能が画面や動きとして目に見える |
違い② 学ぶこと
インフラでは、サーバーの基本ソフトであるLinux、ネットワークの仕組み、クラウド(AWSなど)を学びます。資格の種類がはっきりしていて、段階を追って学びやすいのが特徴です(資格の順番はこちらの記事で整理しています)。
開発では、プログラミング言語(Java、Python、JavaScriptなど)と、データベースの扱い方を学びます。資格よりも、実際に何かを作ってみた経験が重視されやすい分野です。
違い③ 働き方
| インフラエンジニア | 開発エンジニア | |
|---|---|---|
| 勤務時間 | 24時間の監視がある職場では、夜勤やシフト勤務になることがある。日勤だけの職場もある | 日勤が多い。リリース前に作業が増えることがある |
| 休日の作業 | システムを止められる時間に作業するため、夜間や休日に作業が入ることがある | 比較的少ないが、障害が起きた時は対応することがある |
| 働く場所 | 自社、お客さんの会社、データセンターなど | 自社、お客さんの会社など |
お客さんの会社に通って働く形は、SES(客先常駐)と呼ばれます。確かめておきたい点はSES(客先常駐)とは?にまとめています。
どちらも職場によって大きく違うので、「インフラだから夜勤がある」「開発だから日勤だけ」とは言い切れません。求人ごとに確かめることが大切です。
違い④ 向いている人
| インフラエンジニアに向く人 | 開発エンジニアに向く人 |
|---|---|
| 決められた手順を正確に守れる | ものを作るのが好き |
| トラブルの原因を順番に調べるのが苦にならない | 自分で調べながら試行錯誤するのが好き |
| 資格の勉強のように、段階を追って学びたい | 作ったものが目に見える方がやる気が出る |
| 縁の下で支える役割にやりがいを感じる | 新しい技術を追いかけるのが楽しい |
未経験の最初の一歩として考えると
未経験の求人の数や、研修の有無は会社によってさまざまです。そのうえで、次のように考えると選びやすくなります。
- インフラ:資格で学ぶ順番が見えやすく、運用・保守の仕事から始められる求人がある。勉強の進め方に迷いたくない人向き
- 開発:入社前から簡単なアプリを作るなど、自分で手を動かして学ぶ時間がとれる人向き
どちらかに決めきれない時は、ITパスポートのような全体を学べる資格から始めて、学びながら興味の向く方を見つけるのもひとつの方法です。
まとめ
- インフラは土台を守る仕事、開発はシステムそのものを作る仕事
- インフラは資格で段階を追って学びやすく、開発は作った経験が重視されやすい
- 夜勤や休日作業の有無は、職種よりも職場によって違う
- 迷ったら、全体を学べる資格から始めて、興味の向く方を見つける
営業から未経験でインフラエンジニアを目指す流れは、営業から未経験でインフラエンジニアへで詳しくまとめています。資格の選び方は未経験からインフラエンジニアを目指す資格もあわせてご覧ください。
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