営業から未経験でエンジニアを目指す時、面接でほぼ必ず聞かれるのが「なぜエンジニアなのか」です。
「営業がつらいから」だけでは、採用する側から「エンジニアの仕事もつらくなったら、また辞めるのでは」と心配されやすくなります。この記事では、伝わる志望動機の組み立て方と例文を整理します。
志望動機は3つの要素で組み立てる
| 要素 | 伝えること |
|---|---|
| 1. きっかけ | なぜエンジニアに興味を持ったのか |
| 2. 準備していること | 興味を持ってから、実際に何をしているか |
| 3. 活かせること | 営業の経験を、エンジニアの仕事でどう活かせるか |
この3つがそろうと、「なんとなく」ではなく、考えて選んだことが伝わります。
要素1 きっかけ
営業の仕事の中で、ITに触れた場面を思い出してみましょう。
- お客さんの会社のシステムを見て、仕組みに興味を持った
- 社内のシステムが止まった時に、裏で対応していた人の仕事に関心を持った
- 営業で使っていたツールを、もっと便利にできないかと考えた
大きな出来事である必要はありません。自分の体験から出てきた言葉の方が、相手に伝わります。
要素2 準備していること
未経験の採用で特に見られるのが、ここです。
- ITパスポートやCCNAなどの資格の勉強を始めている
- 本や学習サイトで、サーバーやネットワークの基本を学んでいる
- 家のパソコンでLinuxを触ってみている
「何時間勉強したか」よりも、「何を学んで、どこが面白いと感じたか」を話せると、学ぶ姿勢が伝わります。資格の選び方は未経験からインフラエンジニアを目指す資格を参考にしてください。
要素3 活かせること
営業の経験は、エンジニアの仕事でも活かせる場面があります。
- お客さんの話を聞いて、困っていることを整理する力
- 専門的な内容を、分かりやすい言葉で説明する力
- 期限を守るために、段取りを組んで進める力
エンジニアの仕事にも、お客さんや社内の人とのやりとりは多くあります。「技術はこれから学ぶが、人とのやりとりでは貢献できる」と伝えられると強みになります。
例文(インフラエンジニアを志望する場合・架空の例)
以下は書き方を示すために編集部が作った架空の例で、実在の人物の体験ではありません。
> 法人向けの営業として1年半働く中で、お客さんの会社のシステムが止まり、業務が進まなくなる場面に何度か立ち会いました。その時に、裏で復旧にあたる技術者の仕事を見て、システムを支える側の仕事に関心を持ちました。現在はITパスポートの勉強を終え、CCNAの学習を進めています。ネットワークの仕組みを学ぶ中で、目に見えない部分で多くの人の仕事を支えていることに面白さを感じています。営業で身につけた、お客さんの話を聞いて状況を整理する力や、分かりやすく説明する力は、トラブル時の報告やお客さんへの連絡で活かせると考えています。入社後は運用の仕事から着実に経験を積み、将来は構築にも関わりたいと考えています。
例文はそのまま使わず、自分の体験と、実際に勉強していることに置き換えてください。
避けたい伝え方
- 前の会社の悪口が中心になる:辞めた理由を聞かれても、不満だけで終わらせず、次にやりたいことにつなげる
- 「手に職をつけたい」だけで終わる:なぜITなのか、何を学んでいるのかまで話す
- 「リモートで働きたい」「楽そうだから」が理由になる:働き方の希望は大切ですが、志望動機の中心にすると、仕事への関心が伝わりにくくなります
志望動機に迷ったら
ひとりで考えると、どうしても言葉が抽象的になりがちです。転職エージェントでは、書類の添削や面接の練習を受けられることがあります。話しながら整理すると、自分では気づかなかった強みが見つかることもあります。
営業からインフラエンジニアを目指す全体の流れは、営業から未経験でインフラエンジニアへでまとめています。
まとめ
- 志望動機は、きっかけ・準備していること・活かせることの3つで組み立てる
- 未経験の採用では、今何を学んでいるかが特に見られる
- 営業で身につけた聞く力・説明する力・段取りの力は、エンジニアの仕事でも活かせる
- 前の会社への不満で終わらせず、次にやりたいことにつなげる
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