「まだ1年目なのに辞めたいなんて、甘えなのかな」
社会人1年目で辞めたいと感じると、こう考えて誰にも言えなくなる人がいます。この記事では、辞めるか続けるかを決める前に整理しておきたいことをまとめます。
1年目で辞めたいと迷うのは、特別なことではない
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況」によると、2022年3月に大学を卒業して就職した人のうち、33.8%が3年以内に仕事を辞めています。約3人に1人が実際に辞めているので、1年目に迷うこと自体は、特別なことではありません。
ただし、辞めたい理由によって、取るべき行動は変わります。まずは次の5つを整理してみてください。
先に整理したい5つのこと
1. 体や心の不調が出ていないか
眠れない、食欲がない、朝になると体が動かない、といった状態が続いているなら、転職より先に、医療機関や相談窓口に相談することを優先してください。心の不調については、厚生労働省の「こころの耳」や「こころの健康相談統一ダイヤル」などの窓口があります。働き方や職場のトラブルについては、厚生労働省の「総合労働相談コーナー」で相談できます。
2. 何がつらいのかを分けて書き出す
「仕事がつらい」をそのままにせず、何がつらいのかを分けてみます。
- 仕事の内容(営業の数字、電話、飛び込みなど)
- 職場の人間関係
- 働く時間や休み
- 給料
- 入社前に聞いていた話との違い
仕事の内容が合わないのか、今の職場だけの問題なのかで、次に選ぶべき道が変わります。
3. 異動や担当替えで変わる可能性はあるか
今の会社の中で部署や担当が変われば解決しそうなら、上司や人事に相談する方法もあります。一方で、職種そのものが合わないと感じるなら、転職で仕事の中身を変えることも選択肢になります。
4. 「3年は働け」を自分に当てはめるか
「せめて3年は働いた方がいい」と言われることがあります。続けることで身につく力があるのも確かです。ただ、合わない仕事を3年続けることが、いつも正解とは限りません。20代前半なら、第二新卒として、これからの伸びしろを見てもらえる求人もあります。第二新卒の意味や見られることは第二新卒とは?で整理しています。
5. 次の仕事で譲れない条件は何か
次の職場で同じ悩みをくり返さないために、譲れない条件を2〜3個に絞ります。「数字に追われない仕事」「身につけた技術が積み上がる仕事」など、つらかったことの裏返しから考えると決めやすくなります。
辞めると決めたら、在職中に動き始める
辞めてから探すと、収入がない焦りから合わない会社に決めてしまうことがあります。まずは今の仕事を続けながら、情報集めや相談から始めると、落ち着いて選べます(在職中に転職活動を進める方法)。
面接で短い在籍期間をどう説明するかは、短期離職の面接で「なぜ辞めたのか」と聞かれたらで紹介しています。
ひとりで決めきれない時は
家族や友人に相談すると、「まだ早い」と言われて話が終わってしまうこともあります。体や心の不調がある時はそちらの相談を先にしたうえで、転職を考え始めていて情報を知りたい人は、若手の転職を支援している転職エージェントに、今の状況を話してみる方法もあります。
第二新卒向けの総合型の例としては、株式会社ネオキャリアが運営する第二新卒エージェントneoがあります。第二新卒や既卒など20代の若手を対象にしたサービスで、公式サイトでは、履歴書の作成や面接対策、企業別対策など丁寧にサポートすると案内されています。
まとめ
- 大卒の約3人に1人は3年以内に辞めていて、1年目に迷うのは特別なことではない
- 体や心の不調があるなら、転職より先に相談を優先する
- 何がつらいのかを分けて、異動で変わるのか、職種を変えるべきかを考える
- 辞めると決めたら、在職中に情報集めと相談から始める
辞めたいと感じたことを、自分を責める材料にする必要はありません。次に合う場所を考えるきっかけにしていきましょう。
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