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「介護、もう辞めたい」
夜勤明けの帰り道、通勤の電車の中、休みの日にふと。そう思ってしまう瞬間が続いているなら、この記事を読んでみてほしいです。
働くホンネ編集部は、介護現場で悩んだ末に辞めた方、続けた方、職場を変えて楽になった方に話を聞いてきました。共通していたのは、「辞めるかどうか」を考える前に、もう一段整理する時間があった方がよかった、という声です。
この記事では、辞める前に一度立ち止まって考えたい3つのことを整理します。読み終わったあと、辞めるという答えでも、続けるという答えでも、それはあなた自身が選んだ答えになるはずです。
「辞めたい」で終わる人と、次に進める人の分かれ目
介護労働安定センターの「介護労働実態調査」では、介護職員が前の職場を辞めた理由の上位に、毎年のように「職場の人間関係」「事業所や運営方針への不満」が入ります。給料そのものより、日々の職場環境で消耗している人が多い、というのが業界全体の傾向です。
つまり、「辞めたい」の中身は、多くの場合「介護そのものを辞めたい」ではなく「今のこの環境から離れたい」なのです。ここを分けて見られるかで、次の選択肢がまったく変わります。
辞める前に考えたいこと①:辞めたい対象は「介護」か「今の職場」か
まず自分に問いかけてほしいのが、この一点です。
- 利用者さんと関わること自体が苦しくなっているのか
- それとも、今の職場の人間関係・シフト・上司にすり減っているのか
編集部が話を聞いた20代後半・介護福祉士の男性は、こう振り返っていました。
夜勤の準備中、なにも起きてないのに急に涙が止まらなくなって、あ、もう限界かもって思ったんです。でも、辞めようと決めて先輩に相談したら「それ、介護が嫌なんじゃなくて、その施設が合ってないだけじゃない?」って言われて、初めて分かれてなかったことに気づいた。
介護を辞めたい、と一括りにしていた気持ちの中には、「この施設のこの雰囲気が耐えられない」という別の悩みが混ざっていることがあります。この2つは、対処法がまったく違います。
- 介護自体が合わない → 業界を離れる選択も含めて考える
- 今の職場が合わない → 職場を変えるだけで解決する可能性がある
辞める前に考えたいこと②:同じ「介護」でも施設のタイプで働き方はまるで違う
もし「介護は続けたいけど今の現場がしんどい」なら、次に知ってほしいのが、施設のタイプ別で働き方の傾向が大きく変わるという事実です。
一般的な傾向として、以下のような違いがあります(実際の労働条件は施設ごとに異なるため、あくまで傾向としてご覧ください)。
- 特別養護老人ホーム:重度介護が中心。夜勤あり。基本給が安定しやすい一方、身体的な負担は大きめ
- 有料老人ホーム:運営会社によって待遇の幅が広い。好条件の求人が出やすい
- デイサービス:日中中心で夜勤が少なめ。生活リズムを整えやすい
- 訪問介護:マンツーマン中心。働き方の自由度が高いケースもある
「夜勤がきついのに給料が上がらない」と感じている人が、日中中心のデイに移るだけで、生活リズムと心身の余裕が同時に戻ってくる、というケースは珍しくありません。
辞める前に考えたいこと③:一人で「良い職場」を探すのは難しい
とはいえ、求人票だけを見て「良い職場」を見抜くのは、正直かなり難しいです。「アットホーム」「風通しの良い職場」といった言葉は、どの求人票にも書かれています。
現場で悩んだ経験のある20代後半・介護福祉士の男性は、こう話していました。
求人サイトを一人で見てた頃は、良さそうに見える求人ばかりで、逆に選べなかった。介護専門の転職エージェントに登録して、「夜勤の実際の人数」「離職率」まで踏み込んで教えてもらったら、初めて選択肢がちゃんと絞れた感じがあった。
介護業界に特化した転職エージェントは、施設の内部事情(離職率・人間関係・夜勤の実態)を持っていることが多く、「相談だけ」から使えます。今すぐ辞めるつもりがなくても、「自分の経験・資格が、他の施設だとどう評価されるのか」を無料で知るだけでも、判断材料になります。
編集部で調べたサービスは、「エージェント・転職サイト比較」カテゴリで整理しています。
まとめ:「辞める・辞めない」を決めるのは、話を聞いてから
もう一度整理すると、辞める前に考えたいのは次の3つです。
- 辞めたい対象は「介護」か「今の職場」か
- 同じ介護でも、施設のタイプで働き方はまるで違う
- 一人で良い職場を探すのは難しいから、内部情報を持つ人に相談する
「辞めたい」と思うほど追い込まれている時、正しく比較する余力は残っていないことが多いです。だからこそ、辞めると決める前に、自分の市場価値と、今より合いそうな場所の情報を、一度誰かに整理してもらう。それだけで、選択肢がちがって見えることがあります。
あなたが少しでも息のしやすい場所で働けますように。編集部からは、それだけ願っています。
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